グローバリティ造句

• しかし、1800年前後、すなわち上述した環大西洋革命に前後して「グローバリティのカエスラ（区切れ）」が数十年にわたって世界的に継起し、5つの近世帝国は相次いで解体し、国民国家が出現して領土的な拡張主義の様式も転換し、資本主義のあり方やルールが変わったとしている。
• 山下範久は、1800年前後の数十年には「グローバリティのカエスラ（区切れ）」という一種の「真空」が生じたとして、従来の「近代化論」的な世界システム論における「日本例外論」（日本は特殊である、日本は教育制度が充実していた、利潤獲得を正当なものとみなす石門心学なる道徳哲学があったなど）を、乗り越えようとしている。